インスタの方ではお話したのですが、実はちょうど2週間前(12月11日)に腸閉塞になってしまい、長崎医療センターで緊急で手術、その後1週間入院し、18日(金)に無事に退院いたしました。
心配してくださった方へありがとうございました。
インスタを見ても、なんで急に腸閉塞!?と思われた方も多いと思います。
ですので、もうちょっとだけ、ブログでその経緯を補足させてください。
思い当たるのは生サバを焼いて食べたこと
12月9日(水)の晩御飯と10(水)のお昼ごはんに自宅で生サバをIHの魚焼きで焼いて食べました。
1週間に1度は食すようなよく作るメニューでした。
強いていつもと違ったと言えば、少々サバの身が立派だったこと、そしてもしかしたら焼く際に4枚ぎゅうぎゅうにいれたので、身と身が重なっていたかもしれないということです。
しっかり焼いたつもりが、何かの偶然によって、アニサキスが胃の中に入ってしまったのでしょう・・・。
私だけ木曜日の午後から急激な胃痛が始まり、どんどん腹痛もはじまりました。
味わったことのない激痛でどんどん痛みが増すし、ただならぬ雰囲気を感じ、なんとか近くの病院を受診。
そこで問診の結果、アニサキスを疑われ、痛みどめの点滴と筋肉注射をしていただき数時間病院で横になりました。
少しは楽になったような気もするけれど痛みは治まらず。
でも、胃カメラはお昼ご飯を食べていたため翌朝しかできないと、泣く泣く一度うちへ帰ることになりました。
でもそこの看護師さんがとても優しく、
『アニサキスだったらまだ今後、夜中とかにももっと痛くなるかもしれませんから、その時は我慢せずに救急外来に行ってくださいね。』
と言ってくださいました。
その言葉がすごく印象的で。その後の私を救う一言になるとは・・・。
そして救急外来への紹介状、痛み止めなどの薬をいただき、夫に拾ってもらってその病院より自宅に19時ころ帰りました。
でも一向に治らない胃痛、そして腹痛。
それどころかどんどんひどくなり2秒と同じ態勢でいれないくらいのたうちまわって・・・
そのうち嘔吐が始まりました。
嘔吐してもなかなか楽にならず・・・おなかは相変わらず痛い!!
薬局でいただいた頼みの綱の痛み止め薬を飲もうと、なんとかプリンを3口食べて、薬を飲むもすぐに嘔吐。
ただただ激痛と嘔吐に耐えるだけの時間になりました。
(なんとか明日朝まで我慢すればまた朝一に胃カメラなんだから・・・。
我慢、我慢・・・)
と思うもどんどん悪化し、嘔吐も腹痛も本当に止まらない。
お布団、トイレを何往復しただろう・・・そして、こんなに時間って過ぎないものなんだろうか・・・時計を見るたび10分くらいしか進んでおらず、そのままもがき続ける私でした・・・(涙)
ついに我慢の限界に達する
時計は深夜2時半をまわり、いよいよ我慢の限界に達し、医療センター夜間の救急外来へTELし向かうことを決意。
寝ている夫を起こし(そんなときでも寝られる楽天的なところがもう夫のいい所と思うようにしている)『もう限界、医療センターに送って・・・』
と伝え、
そういってから車に乗るまでにもう3回嘔吐。
しんどい、しんどすぎる・・・・。私が何をしたっていうのさ( ;∀;)
深夜の寒空の下、嘔吐しながら思う。
そこからなんとか夫の運転する車で夜間の医療センターについて、そこから一人で受診。
当たり前だけど、そこでも看護師さんによる問診。先生による問診。
だ、だめだ、もう死にそう・・・
そこで念のためということで、腹部CTをとってもらうと、何やら先生が違う先生に電話している様子。
そしてさらに詳しく検査していくことになり、
だんだん先生方など周りが急に慌ただしくなる。
さっきまで穏やかでゆるやかだった先生の顔が急に険しくなっていました。
『腸がねじれて腸閉塞になっていますので今からスタッフを集めて、早朝から緊急で手術しますから今からその準備をします。』
もう時間は朝に近づいていました。
私は思いました。
(あぁやっと楽になる・・・助けてください ( ;∀;) )
最初に胃の激痛が始まってからそのころには12時間が経過していました。
緊急手術
『すぐにご家族に来てもらってください』と言われ、夫に連絡。
夫が到着次第、説明がありすぐ手術になるということで夫待ちの状態。
わたしは着の身着のまま手術に向けての同意書の確認がありました。
中には『場合によっては死に至ることもあります。』などもあり、
(あぁそうか・・・もしかするともしかするんだな)
と思いました。
でも母にも連絡する余裕や元気もなく、とにかく先生方に身を任せるのみ。
早くどうにかこの痛さから、辛さから解放されたい・・・・
そして、どんどん手術の準備が進み、車いすに乗り、手術室の階まで向かうエレベーターに乗るときに、振り向いたら夫と娘がいました。
娘は泣きそうなのをぐっとこらえて夫の手を握っていました。
私に残されたエレベータの扉が閉まるまでのわずかな時間。
一番言いたいことを言わなければ万が一のとき後悔すると思い、言った言葉は
『生まれてきてくれてありがとう』
でした。毎日言ってしまうのですがやはりこのタイミングでも言わないとヘタすれば最後に交わした会話になりかねないと思いました。
娘はうんとうなずいたように見えました。
そしてそのまま手術室で説明を受け、全身麻酔であっという間に
意識なく・・・
そして気づいたら『終わりましたよ!!』でした。
あ、わたし、生きてる、よかった。
そして手術で実際確認していただいた結果、腸壁?に穴があいていたらしく、(私が思うにアニサキスのやつ穴開けたな)その穴に間違って腸が入ってしまい、そこから抜け出せなくなり、腸閉塞になってるそうでした。
でもその腸を穴から引出し、見た結果、まだ腸はどこも壊死まではいっておらず血流がいってたようで、おなかの外に引き出して補修していただき元に戻していただいたそうです。
穴はまた入らないよう縫って閉じていただいたとのことでした。
もし壊死していたら腸を切ってつなぎ、人工肛門になることもあったかもしれないとのことでしたが幸い、元のまま戻りました。
その後入院して、しばらく絶食や動けない2日くらいを過ごし、少しずつ回復。腸も少しずつ日常を取り戻していき、1週間で退院することができました。
この件を振り返って
いやぁ長くなりましたが、どうでしょう・・・
このサバのアニサキスが入ったんじゃない事件。
本当にのたうち回る苦しさ、きつさで正直泣きました。
でもすぐに手術していただき問題なかったこと、すぐに入院でき安心できたこと、入院中、いろいろな病気と闘っている方とお話ができ、また、たくさんの元気をいただいたことでとてもとてもいい経験になりました。
(絶食が続いたことでなかなか痩せられないのに少しやせていました。ちょっとラッキー)
経験は財産です。
お笑い芸人さんでいう所の『ネタ』です。
今日生きている。それが全て
だと思って感謝しながら今日を大切に生きていきたいと思います。
そして思ったより早まった退院のその日に、初めて離れて頑張ってくれた娘を、保育園にサプライズで迎えに行きました。
『ただいま!!!よく頑張ったね!!』
娘は最初笑って、そして飛びついて泣きました。
小さな娘も一生懸命不安と闘ったんだなと思います。
そして支えてくださった病院のみなさん、親類、そして夫にも感謝。
最後に頑張った自分にも。。。。
アニサキスはしっかり加熱すること、注意してよく見ること、よく噛むことで防ぐ率が上がるそうです。
みなさん冬場の食中毒等には十分、お気をつけください!!
最後までご覧いただきありがとうございました。