おはようございます。(こんにちは、またはこんばんは)
整理収納アドバイザー YU-SHI(ユーシ)です。
このブログでは、なにかしらみなさんのお役に立てるかなと思われることをシェアしたり、ちょっとしたお知らせなどを書いているのですが、今日は、ちょっとこんなんもいれてみようかな~という初の試みです。
私がたまに歌う、昔のたしかコーヒーのCMのうた、
『ほっとするとき~ほっとタイム♪』
をよく口ずさんでいたら小1の娘もくちずさむようになり(笑)
これこそ時代を引き継ぐってことかな~なんて。なんちゃって。
それで、今朝、パソコン作業をしようとマウスをいつもの場所から出そうとしたんですね。
でもいつもの『パソコン・ケーブル』の収納にない!!
焦ったんですね~・・・それでもしやと覗いた、財布などお出かけグッズをいれている収納をみたらそこに綺麗に入っていたんです!!
そのマウスを見てふと思ったんですね。
あ、今日は私の素性でもお話してみようかなと。
たまにそういう会があってもいいのではないかと思って。
先日、出させていただいた整理収納コンペ2021本選のプロ部門で、とてもいい出会いがありましたと書かせていただいたのですが、その大きな出会いのひとつにグランプリになられた西原三葉さんとの出会いがあります。
西原さんはご自身がADHDの当事者でありながら、もともと苦手だった整理収納や片付けを学び、自分のように困っている方を助けたいと、整理収納アドバイザーとして起業し、起業して3年ほどでADHDの方300件以上のサポートをされている方なのです。
で、なぜ、私がこの方との出会いが大きかったかと言いますと、実は私もプロフィールには書いているのですが子供のころからとにかく片付けだけは本当に苦手。部屋はいつもぐちゃぐちゃで収拾がつかない状態で両親からはそのことでいつも怒られたりあきれられたりというのが日常。
なぜ片付けができなかったかと今考えてみると、やり方を習ったことがないというのは大前提として、それよりも注意が散漫、集中力が続かない、なにかしようとしてもその途中で目に入ったものに気がいってしまいもともとしようと思うことを忘れてしまう、そもそも興味がない、必要性を感じない・・などなど。
あと綺麗に端と端をあわせてたたむとかも本当に苦手でした。
(今はだいぶましになったものの苦手です)
私の頭の中も部屋と同じようにたくさんのことが常に整理できずあふれていて、よく言えばいろんなアイデアが浮かんできたり人を笑わせることなどは得意なのですが、忘れっぽかったり、大事なこと(今はスマホなどを使いないのですが、とにかく誕生日を覚えるのが苦手だった。親友の6月6日の誕生日でさえ何度覚えようとするも覚えきれず、いつも『どらえもんの手(ドラえもんの手に似てるからそれに関連付けて)』と覚えてなんとかギリギリ親友だけは覚えていました。
まぁそんなこんなで大人になってもすぐに改善されるわけではなく、ただ私は、(性格が男の子っぽいから、女の子らしくないから)(不器用だから)とか、(だらしがない人間なんだ)というふうに思っていました。
でもいつだったか20代後半か30歳くらいで『仰天ニュース』を見ている時にちょうどADHDの人の特集があっていて、それをみて(めっちゃ当てはまる!!)と思い、そのとき実は長年、うつにも苦しんでまして病院に長く通院していたんですね。
それで主治医の先生に『わたし、ADHDの特集を見ていてすごく当てはまったんですがADHDではないでしょうか?』とお聞きすると、わたし、仕事の評価だけは高くいただけて、そういったことからとくに詳しい問診や検査もなく『いや、違うと思いますよ』で終わったのですが、私の中ではその気持ちはずっとありました。
それからまただいぶときは経ち、30代、結婚してからですね、(だいぶ西原さんとの出会いの話から飛んでいますが・・・)わたしには特性というか『そういうタイプ』じゃないかなと自覚したのが、今の家の前、アパートに住んでいたころ、まだまだ『整理収納アドバイザー』という資格がこの世にあることさえ全く知らないころです。
アパートでは限られた収納スペースに対し、モノをどう収納していくか片付けがとても自分では難しかったんですね。
とにかく買った時の箱やなにかでいただいた色とりどりの缶や箱。ダンボールをテトリスのように詰めていました。
するとですね、なにか探し物をしてその収納を見たときに、いろんな情報が頭に入りすぎてきつかったんです。
たとえば、『あれを使いたい』となったとき、『たしかあの色とあの色とこんな文章が書いてある箱だった』と思って探すのですが、同じように違う箱の情報も全部拾ってしまうから頭が大混乱!!
さがしものをするたび疲れて嫌気がさす自分がいました。
それがひとつ。
もうひとつあって、ちょっとしたことがものすごく忘れっぽいのです。
たとえば会社やお仕事での重要なことや、あのお客様はいつごろ来られて前回はどんな内容のお話をして、フルネームは何で・・・というような他の同僚から『よくそんなことまで覚えているね!?』というようなお仕事に関することはすごく記憶がいいのですが、
ちょっとしたことなのですが、本当直前まで使っていたあれ、どこやったっけ?とか、ここに置いたと思ったけどない!!とかが家庭で多くて、そしてとても不安になるのです。
片付けがまだ全然苦手だったころはものの位置をざっと大体あのへんで決めて、明確にはきまっていなかったので、本当に探して探して、なかったら買ってという生活でした。
あとで聞くとADHDの方は『短期記憶が弱い』そうなんですが、私もまさしくそれです。
だからモノをその都度その都度、ラベルについた場所を作ってそこに戻さないと、もう全然思い出せず、困ってしまうから、定位置を作ってラベルをつけておく生活がしたいと思うようになりました。
その2つの状況は子供が生まれてからもっと大変になりました。
お世話グッズやおもちゃなどもモノがどんどん増えますし、お世話する時間で片付けるような時間もありません。
でも子供が1歳になったくらいだったかな、娘のおもちゃを100円ショップのセリアで買ってきたカゴに、たとえば『がっき』みたいな感じで名前を書いてまとめていれたんですね。
カゴは白。(のちに子供のおもちゃ入れは色がついたカゴも入れましたが)
そうするとなんかうまく言えないのですが、すごく気持ちが安定したんですね。
私にはいる情報は無地で白なので『がっき』という言葉だけ。
なんかスッキリしたのです。
あ!この方法が自分の頭にはラクだって。
それからおもちゃもなるべくはもともと入っていた箱から出し、箱は捨て、どういう遊びにつかうかでカテゴライズし、グループでカゴにいれる。カゴには遊びの名前を書く。
娘は1歳でカゴの文字が読めるようになっていました。
そのおもちゃのカゴをきっかけに、『あ、もう全部このカゴで統一しよう。わたしはラベルを目印に探す生活をしよう。それが疲れなさそうだ』と思い、そのカゴをフルにいれた形の収納を、これまで住宅に関するお仕事や営業職をしてCADで図面が書けること、インテリアコーディネーターの資格を持っていること、夫が建築士ということもあり、自分ができる限りの力を使って、自分に合わせた収納がある家に住みたいと思ったのが、今の家になります。


それからですね。
自分がこんな収納であれば、きっと自分でも片付けできるはず!と思って収納設計した家に実際住んで生活してみるとやっぱり快適でこれまでと比べてほとんど困ることはなくなりました。
やっぱり私が悪いんじゃなくて私の特性だったんだ。
だから特性にあわせて仕組みさえ変えれば別に私は自分のことを片付けができない人間!と思ったり責めたりしなくていいんだ!と思いました。
で、とても長くなりましたが、今回コンペでグランプリになられた西原さんも(も、って私はしっかり診断がついたわけではないのですが)ADHDの当事者であり、片付けに悩んでこられましたが、整理収納を学び、今は整理収納アドバイザーとして本当に依頼が絶えなくて、びっくりするくらい多くのお客様を助けてこられました。
そんな西原さんとお話できる機会があって、いろいろうかがうと、西原さん自身、免許証をなくしたり見つかれなくて4回再発行をしてもらったらしく、それが免許証の番号の末尾?に記載されレンタカーを借りにいったとき借りれなかったりというエピソードを聞き、本当に当事者そのものでした。
で、今日もファミレスに財布忘れてきたんですよ~店員さんに追いかけてもらって助かりましたけどね・・・なんて話されてるのを聞いて最初は私も笑ったんですけど、いや、わたしもそれはしょっちゅうあるんです。
冒頭にお話したように、今朝だってマウスを使おうとちゃんと定位置があるにもかかわらず、何を思ったのか、財布と並べて収納していたり、先日は美容室を予約して余裕持って出ようと意識して準備しようとするも、今度はあれ?財布のカゴに財布がない!!探しても探してもない!!
直前にいったコスモス(ドラッグストアー)まで行きました。
美容室にはものすごく謝罪し、いったんキャンセルしてもらいました。(申し訳ございません)
それでも見つからず夫にも電話し泣きそうになり、カードの停止の連絡をしようとしましたが、なんと最後にみた、それこそパソコンのケーブル、マウス、グッズ入れのカゴになぜか入れているのが見つかり・・・。
そうだ、今思うと、パソコングッズ入れとお出かけグッズいれのカゴの距離が近いから、感覚で入れるので、そこにいれた気になっているのかもですね。
まぁそんなこと日常、今でもあります。
パソコンのバッテリーと電源コード(ほぼ毎日使う)をオンラインで途中切れたらまずいからと一応つけておこうとしていつものカゴから出そうとするもない!!
探しに探しまくって、最終的に透明の市のごみ袋にいれていたんですよ!!
なんでこうしたのか、いつしたのか、まったく思い出せず、たぶん他の何かを捨てに行ったとき、もう違うことを考えていて、まちがって電源コードを手にしていたのかな・・・
まぁそんなこんなでほっとタイムどころか大暴露タイムになってしまいましたが・・・(笑)
何を言いたいのかと言いますと、私は決して片付けがもともと得意なタイプではありません。
整理収納アドバイザーというとちゃんとしてる!!とかお片付けの先生!!とか家が常に綺麗!!とか思われるかもしれませんが、私としては片付けをしたくないからどうしたら手間なく、自分を疲れさせず、簡単に片付けることができるかの仕組みを作りたくて、勉強しました。
だから本質はズボラでめんどくさがり、すぐ忘れる(お仕事やお客様に関することは興味があるので覚えられます)綺麗にすることにこだわりはない・・・などなど変わっておりません!!(笑)
正直、ズボラさや片付けができないことが原因のひとつでフラれたこともあります!!
だからコンペのファイナリストに出るとか奇跡中の奇跡なんですよ!!
天国の父なんてびっくりしてドリフみたいにこけますね。
だからですねお話したかったのは、もしお片付けや整理収納に悩んでいる方がこれを読んでいらっしゃれば、別に片付けできないからって死ぬわけでもないですし、別にあなたが悪いわけではない!!ということです!
あなたに合わせた方法はいくらでもあります!!
できる方法を見つけたらいいだけなんですよ!
自分が悪いとか自分が変わらなきゃとかではなく方法を変えたらいいだけであなたはあなたのままでいいんです!
あなたのままがいいんですよ。
私もおそらくADHDの気質があると思うのですがその分、得意なこともあります。
それもこの特性じゃないのかなと思います。
変なところで細かかったり(図面のときとかですね)、想像力豊かだったりアイデアがたくさんあったり、辛い気持ち、できなくて悲しい気持ちが理解できたり・・・
できないことではなく、できることにフォーカスしてできる方法を探しましょう!絶対ありますよ!!
いやぁ~第1回目のほっとタイム。ほっとできないくらい話してしまいました(笑)
これもADHDの特性ということにしといてください(笑)
わたしもコーヒー飲みながら語って楽しい時間でした☆
ありがとうございました。
お片付けや整理収納で悩んでいらっしゃる方、私でよかったらいつでもご連絡お待ちしております。