私が整理収納アドバイザーになったワケ

1.子供のころから片付けが苦手

私が子供の頃は、野球やサッカーをして遊ぶような、男の子っぽい子供でした。
おままごとのような遊びにはほとんど興味がなく、さらに不器用なのがコンプレックスでした。

保育園の頃

『片付けは器用で女の子らしい子ができるもの』

という勝手なイメージがあり、興味もなく、やり方もさっぱりわからなかった私にとって、片付けはただただ面倒なものでもっとも苦手でした。

そもそも習ったこともないですし、なぜわざわざそんな面倒くさいことをしないといけないのかと、必要性も感じず、私の部屋はいつも散らかっていました

両親の口癖は「部屋を片づけなさい!!」で、その言葉を聞きすぎた私は、『自分は片付けが下手で、出来ないんだ!』と開き直っていました。

両親からも『私=片付けができない子』ということで定着していました。

このように、私はそもそも片付けが苦手で、趣味のように好きだったわけでは全くなかったのです。

その後大人になっても、興味も習ったこともないのに急に片づけられるわけもなく、部屋は相変わらずの状態でした。

ただなぜか記憶力には妙に自信があり、職場の自分の机では、平積みの書類のなかの大体どの辺に何があるというのをほとんど把握しており、(←片づけない人が大体言うセリフではありますが・・・(笑))そこまで不都合を感じることはありませんでした。

ですので、片付けはずっと苦手なまま、大人になっても『整理収納』という言葉すらも知りませんでした。

(就職で上京したころはオシャレなカフェでお茶したり、雑貨屋さんめぐりをするのが好きで、その頃にインテリアへの興味が芽生えたのかもしれません。)

2.アイデアを出すのが好き

私は、アイデアを出して、物事が改善するのを実感することが好きでした。

たとえば仕事においては、仕事をもっと効率よくするためのアイデア

仕事をするようになって、私は仕事をすること自体が好きなのだと知りました。

そして、そのときそのときの就いた仕事の中で、

『どのようにしたらもっと効率よく仕事ができるか』や、

『二度手間にならないようにするには?』

などを自分なりに考えて工夫することや、アイデアを思いつくのが好きでした。

また、それについてマニュアルを作って他の人と共有するのも好きでした。

そのあたりだけは妙に几帳面でした。(笑)自分の部屋は相変わらずでしたが・・・。

そして趣味においても、人を楽しくワクワクさせるようなことや、ものを創るアイデアを思いつくのも好きでした。

私は趣味で20代前半ころまでダンスをしていました。

ダンスを始めたきっかけは、テレビで見た『電撃チョモランマ隊』というグループのダンスにドキドキワクワク、感動が止まらなかったからです。

それに感化され高校3年生からダンスを習いはじめ、憧れの東京へ就職し、東京でも習いにいくなどしてダンスを続けました。

ダンスが楽しかったのは、自分で振り付けや構成を考え、イベントなどで披露した時、それを見ている方から歓声が上がった時や喜ぶ表情が見えた時の感動がたまらなくて、いつもどうしたらアッと驚かせられるか?とかワクワクさせられるかな?と思ってアイデアを考えるのが好きでした。

23歳のときには、自分が振り付けしたダンスで友人3人組で応募したビタミンスーマッチのジュースのCMのダンサーオーディションで九州の決勝大会まで進みました。

今ではいい思い出ですが、人の心をうつアイデアを思いつくのが自分にとって原点というか好きなことであることは今やりたいお仕事にもとても通ずるものがあります。

3.エンドユーザー様と関わる仕事の魅力を知る

お仕事は18歳から35歳くらいまでの間にいろいろな職業を経験させていただきました。

とくに住宅など建築に関係する職種が多く、その業務の中でCADを使って図面を書くことや、営業のお仕事では、住宅に関する『商品』のこと、新築とリフォームの『現場』のことなどを学びました。

とくに営業担当として、自分が販売納入させていただいたキッチンやお風呂などを喜んでくださる新築のお客様や、販売、リフォーム工事を経て綺麗になった空間に喜んでくださるリフォームのお客様の喜ぶお顔や、嬉しい感想をいただくのにとてもやりがいを感じました。

どんなことにお困りだろうか、ご予算のなかでお勧めの商品はどれがいいだろうかなど考え、自分がご提案したものでエンドユーザー様の生活が変わり喜んでくださる姿を実際に知れることは幸せであり、実際の感想をダイレクトにいただけるので、大変でもありますが、お客様と一緒になって感動や喜びをわかちあう仕事って素晴らしいなと感じました。

4.片付けが苦手なことで初めて生活に支障が出る

その後、私が初めて『整理収納』について意識するようになったのは専業主婦になって子供を出産した36歳ころでした。

子供をケアする用品、おもちゃ、服などが増え、それに家族で使う日用品も加わり、それを覚え把握するには産後、育児に疲れて頭が回らない私には酷でした。

部屋はすぐに物が散乱し、ただでさえ家事や慣れない子供の世話でバタバタしているなかで、片付けに時間を取って気をつかわないと、子供が物を口に入れてしまう恐れがあるので、もうこれは「私は片付けが苦手だから・・・」では済まされない状況になってきました。

育児家事の疲れ、片付けの疲れに加え、それでまた目の前が物であふれていると精神的にもイライラしてきます。

ああ!んもう!!!と爆発しそうになったとき、思いました。

『これは私が悪いんじゃない!!片付かない仕組みの方が悪いんだ!!片付く仕組みさえあれば私だってできるはず!!』(たぶん・・・)

5.想い通りの収納を実現するチャンス到来!!

そして、ちょうど自宅を建てる機会になり、これはなんとしてでも自分がラクするような家にしたい!!と強く思いました。

夫は建築士で、私もこれまでの経験やインテリアコーディネーターの資格を活かし、たくさん話し合っていい家になるだろうと思っていたのですが、夫は当時、仕事が忙しくて毎晩帰りが遅く、自宅のプランについて考えたり話し合う時間がなかなか取れずに思うようにプランが進みませんでした。

そんな状況にだんだんいらだった私は、夫に代わって、これまでの仕事の中で得た、住宅設備やインテリア商品の知識、現場の知識、、インテリアコーディネーターの資格で得た知識と、CADなどで図面を書けることをフル活用し、まずは、

『遅くてあてにならない夫より、たくさん頼ろう、最新家電!』

というスローガンを立て、一人(1歳の娘を連れて)長崎、福岡などのショールームを廻り、住宅設備商品と内装インテリアの仕様決め、そして収納全般とカウンターや飾り棚などの細かい寸法を考えたプランニングに挑みました。

当時私が描いたランドリーコーナーの図面

 

収納のプランニングでは、片づけられない私がなんとかスムーズに片づけられるように、娘が昼寝をしている間、まだ見ぬ新しい家の部屋をイメージしながら、これをこう干してこう移動して・・・とどうやったら自分の家事が楽になるか?や、ここにはこれを置きたいから・・・と全ての物のサイズを測ったり、買いたい物のサイズを調べて理想通りに収まるよう作図。

あれやこれや手ぶりを入れ、またその動きの高さや、物のサイズを測り、図面に反映する・・・を繰り返しながら一か所一か所を作成していきました。

(窓の外から見た人はきっと、新しい盆踊りの振り付けの練習とでも思ったでしょう。)

そしてその図面を現場に持って行って大工さんや業者さんへ説明。

細かいところまで考えこだわる性格は、のちに家が完成し生活をしてからの、自分の家事ラクへつながっていきました。

このように完成した新しい家で、私は家事も育児もかなり楽になり快適で、何よりこんな私でも片付いた空間を維持できるようになりました。

 

実際に完成したランドリーコーナー実際に完成したランドリーコーナー

 

そう、片づけられない!ではなく、片づけられる仕組みなら私でも出来る!脱『片づけられない人』になったのです!!

6.自分のこれまでを活かせる仕事に出会う

そして私が考えた収納は理にかなっているのかという気持ちもあり、そのときはじめて『整理収納アドバイザー』という資格を知り、受講することにしました。

すると理にかなっていたこと、まだまだ知らなかったこともたくさんあり本当に勉強になりました。

『整理収納』ってこんなに奥が深く、そしてやったことに対する効果が想像以上に大きいことに初めて気づかされ、魅力を知り、学びをもっと深めようと1級を取得しました。

整理収納を知ってからどんどん家事は楽になり、したいこともすぐ始められ、何よりいつも気持ちがいい!!

そういったことで私の人生はどんどん好転していっていることを実感しました。

そして、この「整理収納」の素晴らしさを困っている方にもっと知ってもらいたい、体感していただきたいと思い、私のこれまでの片付けがもっとも苦手だったことや、効率を上げるためのアイデア、楽しくなるようなアイデアを考えるのが好き、そしてエンドユーザー様と直接かかわるお仕事がしたい!という全てがつながり、『整理収納アドバイザー』という仕事にこれしかない!!と起業することを決めました。

資格を取って、9か月後、整理収納アドバイザー1級保有資格者によるコンペティションの九州予選会でプロ部門として選んでいただき発表をしました。

かつて両親からは片づけられない子と言われ、自分自身もそうだと疑わなかった私がまさかの整理収納アドバイザーコンペ プロ部門での発表。人生って何があるかわかりません。

その後、もっと私のように困っている方に片づけやすい仕組みを提供したいと、『収納環境プランナー』という、建築の知識もありつつ、整理収納のことをわかる立場で、片付く間取りや収納がプランできるという資格も取得しました。

整理収納、お片付けが苦手な方には、過去の私のように「片付け=面倒くさい、嫌い、したくない」というネガティブなイメージがあるかもしれません。

または、単なる片付けでしょ?と思われるかもしれません。

でも『片付け(整理収納)』って片付けに終わらないというか、自分が叶えたい未来に向かって今何かをするというときに、

すぐに必要な物が手にできる自分と、

探さないと見つからない自分

では行動にうつせるスピードも変わってきます。

そうやって自分の想い通りに行動ができればきっと夢に近づく速さも違ってくると思うのです。

何より自分自身が喜び、元気になります!!

そんな日常を私と一緒に手に入れてみませんか?